バルサン事業本部
営業開発推進部 営業開発推進課
兼 営業部 第1課 主任
北野 香澄
新商品を生み出し、お客様に届けるまでが「商品開発」
新卒で入社してから5年間は営業職を務め、2019年10月からはレック社の新事業となるバルサン事業本部に異動。商品コンセプトやパッケージを決めるだけでなく、CM、店頭の販促物、キャンペーンなど、商品開発からブランド戦略まで、バルサンに関する仕事を幅広く担っている北野香澄さん。
バルサンの商品企画メンバーは全員が営業出身。初めて取り組む商品企画の仕事はわからないことばかりで、困難に直面したシーンも少なくなかった。
「他の部署にも相談したり手伝ってもらったりして、なんとか実施に至りました。無事成功に終わり、一般の方や企業の方から『おもしろい商品だね』『展示会とてもよかったです』といったお褒めの言葉をいただきました。」
展示会には細かな工夫を凝らし、新商品を紹介するだけでなく、お客様をもてなすための新しいアイディアを取り入れたという。伝えたかったのは、バルサンの新しいイメージと、レックが新規事業に取り組む意気込み。「自分たちの思いがお客様に伝わったことが嬉しかった」と北野さんは熱く語った。
チャレンジしやすい風土は「レックらしさ」を生む
自分が良いと思う商品が必ずしも市場で売れるわけではない。メンバー内で打ち合わせを重ね、さらに研究開発メンバーやデザイナー、製造担当なども巻き込み、さまざまな角度から検討していく。そうして多彩なアイディアが融合され、ひとつの形になって世に出される。
「レックでは、できることならどんどん進めて良いという社風があります。冒険しすぎでは?と思うアイディアでも一回やってみようというスタンスです。だから思い切ったチャレンジができる。これがレックで働く楽しさであり、大きな魅力だと思っています。」
バルサンのラインナップとして、新しくウイルス除去の商品を開発したのも、「バルサン=殺虫剤ブランド」というこれまでの一般的な概念から飛び越えた発想だ。
こうした新しいことに積極的にチャレンジできる風土は、「レックらしさ」とも言える実生活に馴染みやすいデザインの新商品を生み出すことにも繋がっている。
「例えば、置くだけで室内の虫除けができる新商品は、既存品と違い、ひと目見ただけでは虫除け商品だとわからないデザインにしました。これはバルサンの技術にレックの強みである家庭用品を作るアイデアを掛け合わせたもの。殺虫剤専門メーカーではなく、レックで作るからこそできる商品があると考え、開発しました。」
スキルアップをし、さらに前に進んでいくチームを作りたい
順調にスタートしたバルサン事業本部だが、既に新しい課題に取り組んでいるという。
「新商品の展示会を終え、店頭での販売がスタートし、市場から大きな反響が届いています。反響をもとに、販売データの分析など細かなところをブラッシュアップしていきたいです。
商品企画メンバーに関しては、それぞれがさらに積極的に行動し、どんどん前に進んでいくチームにしていきたいです。
例えば『店頭用の販促ツールを作ってみたらどうか』『パンフレットにお客様からの意見を反映させたらもっとよくなりませんか?』といった会話が自然と生まれ、『サンプル・原稿を作成してみます。』とすぐ行動に移せるようなチームにできたらと思っています。」
すでに、気づいたことは担当以外でも進んでやったり、自分から「これどうなっていますか?」と周りに声をかけたりしている。今後はさらにスキルアップやチームへの働きかけを主体的に取り組み、新しい商品を企画するためにもっと仕事を楽しんでいくそうだ。